富山県宅建協会とは
富山県内の約8割の不動産業者が加盟する団体です
(公社)富山県宅地建物取引業協会は、宅地建物取引業法第74条第1項に基づき設立された富山県知事認可の唯一の団体として、その存在を認められ、又、不動産業界最大の業者団体で、宅地建物取引業法第74条第2項に基づき設立された国土交通大臣認可の全国業者組織である(公社)全国宅地建物取引業協会連合会を構成する団体であります。
現在、富山宅建は会員数700余を有する公益法人です。この会員数は、県下の不動産業者全体の8割以上を占めています。
宅地建物取引業者の業務は、国民生活にとって最も重要な宅地・建物の供給や流通などを主とするものです。
我々は、これらの業務が適正かつ公正に運営される為に、正確かつ迅速に情報を収集及び提供することにより、不動産流通の適正化と円滑化を推進しています。更に、これらをもって依頼人の利益の保護と不動産流通の公益性・社会性を追及するとともに、健全なる業界の発展に寄与することを目的としています。
富山県不動産会館
ハトマーク
会長あいさつ
公益社団法人富山県宅地建物取引業協会
会長 酒井 誠
このたび、前田前会長からバトンを受け取り、公益社団法人富山県宅地建物取引業協会の会長を務めることになりました、酒井誠です。
皆さまからご支援を賜りながら、この大役をしっかり果たしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。はじめに、本年1月に、能登半島で
発生した地震により尊い命を落とされた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からお見舞いを申しあげます。
昨今、景気の回復が言われておりますが、私達、地方の中小・小規模事業者にとっては、経営の厳しさを脱したとは言い切れない状況が続いております。
円安や物価高といった経済環境や少子高齢化と人口減少が深刻化し、空き家が増加し、地価の低迷がつづく地域も多く、県内においても二極化が進行して
います。このような状況下で、協会が取組む課題は、会員と寄り添える協会を実現することです。ともにハトマークの同じ仲間として社会からの信頼を
勝ち取り、持続的な事業の成長に寄与することです。近年、パラダイムシフトと言われていますが、パラダイムシフトとは、その時代の規範となる考え方
や価値観などが大きく変わることをいいます。「企業の最優先事項は利益」が常識でしたが、そのような考え方に変化が見られるようになりました。
「社会貢献」に対する理解が進み、事業者が経済活動を続ける中で、「社会貢献」の視点を持つことが不可欠になり、事業者が社会貢献に関する目標を
掲げ、事業展開をして存在意義を確率し成長していくといった考え方です。
私たち宅建協会も公益社団法人としての社会的な存在意義を今一度、振り返り、協会は何のために存在するのか、そしてそこで働く職員は何のために
働いているのかを明確にすることで、ハトマークのイメージ向上はもちろん、職員のモチベーションアップやエンゲージメントの向上にも貢献して
まいりたいと考えます。
変化する未来に向けて、好循環の芽を育て、定着させられるか、今年度を含む今後数年が正念場です。
わが宅建協会、そして会員事業所のさらなる成長と豊かな国民生活の実現に向けて、足元で進むパラダイムシフトや好循環の連鎖をしっかりと後押しして
いくことが、前会長から引き継ぐ最重要のテーマであることには変わりなく、会員の皆様と密に連携のうえ、役員、職員とともに懸命に取り組んで参る
所存です。
富山県宅建協会が全国で通用する健全かつ強靭なレベルに到達するよう、全身全霊で取り組んでまいりますので、会員の皆様には引き続き、ご理解と
ご協力を賜りますよう、心よりお願いを申し上げ、就任の挨拶といたします。